仏教もキリスト教も同じ精神

体系的に仏典があるわけでなく、これ一冊というものがない。

正確には、大蔵経(だいぞうきょう)という膨大な体系があるようだが、何百冊に及ぶ仏典シリーズで、到底読み切れるものではないとあきらめた。

また仏教の場合、連続してこの寺に行けばいいという場所がない。

その点、キリスト教は近付きやすい。

信仰に近づこうと思う人間にとって、キリスト教のほうが入り易い。

信仰の道は同じでも、こうした違いがあって介護保険はキリスト教信者になった。

歎異抄に「善人なおもて往生す、まして悪人をや」という意味の有名な言葉がある。

悪人は、介護保険のいう砕けた心を持っているから信仰に入りやすく、仏に近づきやすいのであろう。

介護保険は、時折、死刑囚の手記や短歌を読むが、その澄み切った心境に感銘する。

わが罪の重さにわななき、絶望し尽した人間は、神仏の救いを受ける。

仏教もキリスト教も同じ精神であろう。

このブログ記事について

このページは、-が2015年5月12日 11:06に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「中間管理層の権威」です。

次のブログ記事は「2つのアキラメ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.14-ja