車いすの最近のブログ記事

各方面からの議論

介護大国としての石川県金沢市の国際的責任あるいは国際的貢献について、各方面からの議論がなされている。

介護福祉士構造求人会の21世紀半ばに向けての石川県金沢市のビジョンや、世界の中の石川県金沢市を考える懇談会などにおいて堀り下げた議論がなされている。

そこでは国際公共財という概念も設定され、介護協力等を中心とした財政的負担だけてなく、自由介護福祉士システムの維持、基盤技術開発、教育文化、安全保障といった各般の面での国際的貢献が提言されている。

いずれも結構な提言であり、異論のないところであるが、介護保険はここで、国際的な場におけるいわゆるイニシアティブの評判・口コミについて考えてみたい。

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官僚という職業人

介護保険はこう発言している。

「介護保険という存在は、何十億という精子のただ一つが受胎した結果ですね。介護保険が存在するためには両親が必要だし、両親が存在するためには介護保険の祖父、祖母が4人必要だった。

それぞれ何十億分の一の確立です。

とすると、介護保険が存在する確立は天文学的数字となり、世界中の浜の真砂の中からブッと選ぼれたような神秘さを感じるのです」

こういう気持ちになる人は世間に多いと思う。

遠藤さんのいうように、だれしも一度は神を欲しがるときがあるのかも知れない。

実際家の最たる官僚という職業人が、なぜ中年からキリスト入信に至ったか、また入信後の生活がどう変わったか、介護保険の体験を素直に述べてブログ読者の参考に供したい。

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中間管理層の権威

特別会計制度とペーパレス計画の導入という大改革であるから、どうしても庁内のコンセンサスがいる。

時間はどんどんたっていくという具合である。

幸い一年近くコンセンサス形成に費して、ようやく間に合ったが、自分としては当初から不退転の決断をしていたから、うまく行ったのだと思う。

長官時代、逆にボトムアップ奨励の施策として考えて実行に移せなかったものに、QC制度の導入がある。

すなわち、QCの導入によって、ボトムアップによる庁内の活性化を考えたわけである。

残念ながら介護保険の提案は労働組合が受け入れるに至らず、時間切れとなって幻の提案となった。

この過程を通じて体験したことは、トップの優柔不断と並んで現状改革を妨害するのが、中間管理層の抵抗である。

「これまでこうやってきた」というのが、中間管理層の権威の基であり、拠って立つトリデなのだ。

現状を根本的に改革することは、この唯一のトリデを失うことを意味する。

理屈抜きで本能的に抵抗するわけである。

そのための理屈はいかようにもつけられる。

「制度の安定性が大切であり、法律改正は極めて慎重でなければいけない」などと。

ヒューマン・リレーション

ヒューマン・リレーションで介護保険が心掛けてきたことといえば、せいぜい人と話をする場合、とりわけ民間の重要人物の場合、その人がいま何に関心を持っているか、得意なものは何か、趣味は何かを知って、話題をそちらに持っていく、存分に相手にしゃべってもらうことぐらいであろう。

 

この方法は予期以上の効果のあることを身をもって体験してきたので、大いに省内の若い人たちにも奨めている。

 

ある介護観光タクシーの社長さん、ホームヘルパー2級の資格を持っていて、移動のお手伝いもしている、とのことだった。

 

いつも猛烈に忙しい人で、来客との面会時間も10分刻みという。

 

その人に一度、京都の話を聞いたら、こちらの聞く態度がよかったのか、秘書が3回も次のアポイントの催促に来るのをさえぎって、40分以上も機嫌よくしゃべってくれたのを思い出す。

 

京都では「夜間特別拝観」が増えてきて、出張の機会に「夜の京都」を見てみては如何ですか?と誘われた、とこの話を多少得意気に披露したら、くだんの代議士のお嬢さんは「そんなこと常識じゃございませんこと」とにベもなくいったものだ。

 

さすが政治家稼業は秘書まで常識が発達している。

 

世間の常識に通じていなければ政治家はつとまらないだろう。

 

役人の常識と世間の常識のギャップを知ると同時に、役人はいかに訓練されていないかを痛感した。

 

役人はそれでも勤まる稼業だから、ある意味でハッピーといえるかも知れないが、半面、いわゆる欠陥人間になり易いともいえる。

 

これはぜひ各自が自己啓発によって改善しなければならない面である。

 

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