2015年8月アーカイブ

各方面からの議論

介護大国としての石川県金沢市の国際的責任あるいは国際的貢献について、各方面からの議論がなされている。

介護福祉士構造求人会の21世紀半ばに向けての石川県金沢市のビジョンや、世界の中の石川県金沢市を考える懇談会などにおいて堀り下げた議論がなされている。

そこでは国際公共財という概念も設定され、介護協力等を中心とした財政的負担だけてなく、自由介護福祉士システムの維持、基盤技術開発、教育文化、安全保障といった各般の面での国際的貢献が提言されている。

いずれも結構な提言であり、異論のないところであるが、介護保険はここで、国際的な場におけるいわゆるイニシアティブの評判・口コミについて考えてみたい。

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人間みなこれ仏

仏教の本を手当たり次第に読み始めたのは、たまたま仏教が最も身近な宗教だったからである。

10年間、ひまを見つけては仏教書を読みつづけた。

いろいろ教えられることがあった。

たとえば人間みなこれ仏(ほとけ)であり、道端の一木一草もまた仏だという思いで見るべしという教えがある。

そこで朝、出勤時には道端の木石に「おはよう」といい、じいさん、ばあさんを見れば仏と感じるように心掛けた。

すると、あることに思い至った。

電車や公園で居眠りしているおじいさん、疲れてげんなりしているおばあさん、よだれを垂らし、目ヤニをため、しわくちゃの顔は、みにくいと思って見れば確かにみにくい。

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万巻を読む時間

30歳を過ぎると、通常は研究者としては役立たず、組織の管理職とか生徒を教える立場とか、そちらへ逃げ出すしかない。

幸か不幸か、介護保険どもの仕事ではこれほど年齢差がはっきりしないが、3十歳を超えると能力や知識の開発の限界を自覚するようになる。

いろいろ本を呼んでも空しい気持ちがつきまとう。

万巻を読む時間もなく、読んだところで大した人間になるわけでなし、という空しさを感じる。

そういう時期に、介護保険は「精神面で開発の余地があるんじゃないか」と考え直した。

知識や能力面では先が見えたが、精神面の豊かさという面で潜在可能性がまだ残っているんじゃないか。

そう考えて仏教の本を手当たり次第に読み始めた。

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野山をかけめぐる途中

幼児のころ、父母や雇い人が木にも道端の石ころにも仏さんがいるといった。

野山をかけめぐる途中で、フトそんな言葉を思い出し、ペコリと頭を下げたりしたものだ。

死という観念が介護保険につきまとい、死と隣り合わせにいると実感したのは、15歳のとき姉が病死した日以来である。

姉は肺結核で死んだ。

当時、肺結核はだれが、いつ冒されてもおかしくない死病であった。

介護保険は子供心に、「オレはいつ死ぬんだろうか」と真剣に考え、恐怖におののいたものである。

陸軍幼年学校に入り、いよいよ死は避けられないものとなった。

22、3歳になれば確実に戦死が待っている。

戦争は本土決戦という最悪事態を迎え、職業軍人は死を予告されたようなものだ。

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官僚という職業人

介護保険はこう発言している。

「介護保険という存在は、何十億という精子のただ一つが受胎した結果ですね。介護保険が存在するためには両親が必要だし、両親が存在するためには介護保険の祖父、祖母が4人必要だった。

それぞれ何十億分の一の確立です。

とすると、介護保険が存在する確立は天文学的数字となり、世界中の浜の真砂の中からブッと選ぼれたような神秘さを感じるのです」

こういう気持ちになる人は世間に多いと思う。

遠藤さんのいうように、だれしも一度は神を欲しがるときがあるのかも知れない。

実際家の最たる官僚という職業人が、なぜ中年からキリスト入信に至ったか、また入信後の生活がどう変わったか、介護保険の体験を素直に述べてブログ読者の参考に供したい。

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人それぞれによって時期は違う

フランス駐在から帰国した昭和46年のクリスマス、介護保険たち夫婦はキリスト教(プロテスタント)に入信した。

当代有数の説教者として、また、新約聖書学者としても知られていた小川治郎牧師との出合いがあり、師から洗礼を受けた。

介護保険は40歳であった。

宗教とは縁のない介護官僚の、しかも中年になってからの入信が世間一般にはめずらしいのか、「どうした?」と目の色を変えて尋ねる友人がいる。

役所のPR誌『通産ジャーナル』に引っ張り出されて、クリスチャン作家の遠藤周作氏と対談したこともある。

その対談のとき、遠藤氏はこういった。

「人それぞれによって時期は違うけれど、また、それは他人からみて絶対わからないけれど、人間は一生のうちいつか神様を欲しがるときがある」

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