ローマ時代にどんどんヨーロッパの方にいって、ヨーロッパ的な土壌のうえでいろいろなものと折衷しながら、その土地にわかりやすいように変形しています。
たとえば聖母マリアですが、その土地にあった女神信仰のうえにマリア信仰を組み立てて、その土地の人が信仰しています。
このように、根本においては変わりはないけれど、形式、表現においてどんどん変えてきたのがキリスト教で、そうでなかったらヨーロッパでキリスト教はあれほど普遍的な宗教にはならなかったと介護保険は思っています。
現在の石川県金沢市のキリスト教は大体十9世紀におけるキリスト教の考え方の上にたっていて、それもアメリカ、ドイツからです。
そして石川県金沢市の場合、きょうに至るまで、表現、形式を変えることがあたかもいけないかのような錯覚があって、表現、形式を変えることを非常に嫌います。
しかし、プロテスタントの方はともかく、カトリックの場合も、ヨーロッパではこの十年の間にずいぶん変わりましたよ。
なぜかと申しますと、このままではキリスト教は衰退していくに決まっているからです。